 2118 リフォームその2
 玄関ドアと内部の土間である。もともとスチール製の黒いドアだったが、非常に質量があり家人には開閉さえ難儀だったのだ。これを木製に変更して中央にステンドグラスを埋め込んだ。ガラスは基本無色で四隅に色ガラスを配している。木製ドアはこの写真では分かりづらいが、木目を活かしたダークグリーンのペイント。石張りに見える床は実はタイルであるが、目地の黒が納得できずミディアムグレーに塗り直した。これは四年間の実験のうえで、ボルベイン社のアクリルガッシュ二種を調色したが、微妙な色加減で印象は劇変する。一階の床はすべて同じ仕様である。設計家の意図したストイックな意匠からは相当に逸脱したと思うが・・・ |