 2349 Piega Coax411 Gen2
 数年前からメインスピーカーをどうしようかと思案していた。すでに30年経過の自作スピーカーでオーディオ人生を終えるのか、あるいはメーカー製品に入れ替えるべきか。大型システムを視野に入れたが、価格で断念しある結論に至った。自作スピーカーを納得いくまでファインチューンした上、足りない部分を現代の小型高性能スピーカーで補うという方向だ。足りない部分とは付帯音がなく広帯域、高SNでシンフォニーのパースペクティヴを表現出来るということ。この2年で自作スピーカーの追い込みが進み、ほぼ納得のレベルに達したと思うが、残念ながらやや明るい。ALTECのユニットの譲れない部分とでも言おうか(笑) というわけで何機種かの小型スピーカーを候補に選び、パワーアンプとの相性も考え・・・ALTECのメインシステムと同居させる制約は、高さをベース込みで60cm以下としてメインシステムの空間放射の邪魔をしない。大音量は望まない。・・・何種か候補に上がったが”Piega Coax411 Gen2”に決まった。16cmウーファーと同軸リボンツイターの3way小型スピーカー。アルミエンクロージャの強靱なボディ(重量@25Kg)とクロスポイント450Hzに惹かれた。450Hz以上がリボンというところが素晴らしい。駆動アンプは、クラウンDクラスパワーアンプ3台によるトライアンプドライブ。シングルドライブで上杉OTLと、QUAD 50Eの3機種で試した。
短時間試聴の印象だが、クラウンのトライアンプドライブは、Dレンジが抜きに出ていて空間の引きも見事。サブウーファーとのクロスを45Hzに設定するとピークで105dBまでは楽勝。やや素っ気ないのはDSPが48KHzサンプリングだからか? 上杉OTLは4Ω負荷の低能率SPをドライブしきれず腺が細い。QUAD 50Eはピーク音圧95dB程度に抑えれば密度感があり暗い表現も得意のヨーロピアンテイスト。ところがALTECシステムの足りない部分を補うはずが、似ている部分が多くこれは想定外。ALTECのオールドユニット+上杉OTLのセットとピエガの最新スピーカー+60年前のQUAD 50Eのセットが似た響きを出すことに驚いた。Piega 411は見かけによらず太い音が得意。QUAD 50Eなら電源ONですぐに聴けるし、日常用途ではこれがメインになると思う。付帯音がなく広帯域、高SNで輝き過ぎない中高域などの長所が確認できるものの、同軸リボンツイターのハイソサエティな尖りは薄れると思う。結局ハイエンド系の音が私には似合わないということか(笑) |