1453 再びカラーモードについて
 デジタルカメラで撮影した写真を商業印刷で用いる場合は、CMYK変換直前まではAdobeRGBで通している。モニターがAdobeRGBモードを表示できるのなら、印刷された状態をほぼ把握できる。問題はウエブ用途の写真である。こちらはsRGBというカラーモードで統一されているはずなのだが、昨今の液晶モニターではこの規格より拡大された色域を表すケースが多い。この場合、正しく色域制限を行えばsRGBを忠実に再現できるが、ハード的に彩度コントロールができない機種が多いし、ユーザーも鮮やかな色調を好む傾向があるから、たいていは、ハレーションを起こしたような極彩色の写真を見せる羽目に陥る。
この幻聴日記に掲載している写真はsRGBモードオンリーだが、近年はノートPCで確認した上で再調整を施す場合が多い。蜷川実花さんの写真ようなトーンを求めないかぎりは・・・
Nikon D800 + AiNikkor 35mm f1.4 |