930 趣味ではないのだが・・・
 「手段が目的になる。それが趣味だ。」かの長岡鉄男氏の名言である。
で、このパーツは何かというと、下の写真のようにライティングリフレクターに被せるフィルタフォルダーのキーパーツ(笑)なのだ。この形態にたどり着くまでは苦難の道だった、右下のカットは昨日までの仕様だったが使いにいし、美しくないのが問題だった。
往復の電車のなかでひたすらスケッチをしていた。ローコストで簡単に作れて、脱着が簡単で装着が確実なもの・・・
この蛍光管(クールライト)の場合はストロボ光の色温度に合わせるため淡いブルーのフィルターをかませるのだが、ストロボ用も制作した。(一番下の写真)リフレクターの形状に合わせて保持部分は異なるが同じ発想だ。こちらは光量を1/4に落とすNDフィルターを付け、なおかつ光源の熱量を勘案してかなり距離を取っている。
リフレクタに直接かぶせてゴム輪かなんかで留める手法は放熱問題があるし、周囲のエッジの汚さが写るので避けたいところだ。両者ともにアートレを介してディフューズ効果をねらえるだけの開口サイズを持っている。
工作は面倒で嫌いなのだが、適当なものが市販されていないので作るより仕方ない。けして趣味ではないので誤解なきよう。じつはオーディオ機器の自作も似たような経緯なのだが・・・ |