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2008/03/11
934 EF50mmF1.8(I型)4/6

 



2008/03/11
933 EF50mmF1.8(I型)3/6

 



2008/03/11
932 EF50mmF1.8(I型)2/6

 



2008/03/11
931 EF50mmF1.8(I型)1/6









2008/03/03
930 趣味ではないのだが・・・

「手段が目的になる。それが趣味だ。」かの長岡鉄男氏の名言である。

で、このパーツは何かというと、下の写真のようにライティングリフレクターに被せるフィルタフォルダーのキーパーツ(笑)なのだ。この形態にたどり着くまでは苦難の道だった、右下のカットは昨日までの仕様だったが使いにいし、美しくないのが問題だった。

往復の電車のなかでひたすらスケッチをしていた。ローコストで簡単に作れて、脱着が簡単で装着が確実なもの・・・

この蛍光管(クールライト)の場合はストロボ光の色温度に合わせるため淡いブルーのフィルターをかませるのだが、ストロボ用も制作した。(一番下の写真)リフレクターの形状に合わせて保持部分は異なるが同じ発想だ。こちらは光量を1/4に落とすNDフィルターを付け、なおかつ光源の熱量を勘案してかなり距離を取っている。

リフレクタに直接かぶせてゴム輪かなんかで留める手法は放熱問題があるし、周囲のエッジの汚さが写るので避けたいところだ。両者ともにアートレを介してディフューズ効果をねらえるだけの開口サイズを持っている。

工作は面倒で嫌いなのだが、適当なものが市販されていないので作るより仕方ない。けして趣味ではないので誤解なきよう。じつはオーディオ機器の自作も似たような経緯なのだが・・・



2008/03/03








2008/02/18
929 影の色あい、あるいはターニングポイント その2

自然界は太陽や月といった単一の光源のもとで照らされている。しかし雲があればそれは巨大なバンクライトとして拡散光を形成するし、二次反射、三次反射の光が大きく関わっている。たとえば物の影の色はけして暗黒ではない。この影の強弱や色調に反射光の成分が練り込まれている。

わがミニスタジオは全周を黒いスクリーンで覆っているので、光源の二次・三次反射が極端に少ない。オーディオでいうと無響室の振る舞いに近似している。なにも対策をしないと直接放射のみの非常にコントラストの高い明暗を作るが、同時に陰影のコントロールが自在という利点もある。必要な反射成分のために白やグレーの壁面を用意したり、あるいは光源自体をこの壁面で反射させて照射する。

例の"月明かり"は下の写真のようにメインライトを微少に絞ってサブロクの白いパネルに向け、さらに狭角リフレクタとグリッドで絞り込んだビーム近似のスポット光を併用した。

わたくしの写真ライティングはまったく自己流なので、専門家の失笑をかう事態もあろうかと思うが、ルーツは舞台照明ということでどうかお許しをいただきたい。(つづく)



2008/02/15
928 影の色あい、あるいはターニングポイント その1

この一週間、ひたすら撮影に没頭していた。そして広告写真を撮るということはデザイン行為そのものとの感を強く持った。日常のスナップとの違いはそこにある。アングル、ライティング、ページネーション、フォトグラファーとグラフィックデザイナーの境目はない。

作業工程のデジタル化は、従来の職域を次々とご破算にしてきたが、究極のフローはどんなものか? ひとりの人間がすべてを司るには無理があるだろうから、お互いの領域を浸食しつつ強固なネットワークを組み上げることかもしれない。

わたくしの場合はというと、不幸なことにひとりでやる癖が染み込んでしまったから、分野を限定すればなんとかなるだろうと決断した。デザイン事務所の2/3のスペースを撮影スタジオに割いた。ジャンルはもちろんオーディオだ。

製品が持ち込まれるまで、すべては白紙である。ひたすら対象と向き合う。物のなにを訴えるべきか考えながらアングルを探る。コピーライティングもそのなかで浮かび上がるのを待つ。中段左のアンプは重すぎて床置きで済ませたが、尋常ではない存在感を示していたから、月明かりのような幽玄なライティングが欲しい。(つづく)




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