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photo and Text: machinist

703 見知らぬ人は黒マント
西条八十作詞、本居長世作曲の「つくしんぼ」という歌。大正11年につくられた童謡である。

見知らぬ人に負われて 越えた旅路のつくしんぼ

見知らぬ人は黒外套 顔もおぼえず 名も知らず

いずくの国か いつの世か 月さえほそい春のくれ

きょう片岡にひとり居て 夢のようにおもいだす

見知らぬ人に負われた 遠いその日のつくしんぼ




・・・鮫島由美子さんに歌ってもらいたいなあ。

写真は702の続きのショットである。わが家のちかくには屋根付き螺旋橋という建造物があって、これでJRを跨がないと街には行かれないようになっている。見る価値があるくらいヘンなものであるが、この窓から見える空は意外といい感じ。
PENTAX *istDS SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC 2006/05/23



702 Days of Heaven
ダ・ヴィンチ・コードが凄いことになっているみたいだけど、予告編を見たかぎりでは、3年後にTVで放映されたときで十分と思った。というかマスメディアが動いて多くのひとが誘導される図式は何ごとによらずキライなのだ。

昨日、DVDで見た「天国の日々」(1978年テレンス・マリック監督、ネストール・アルメンドロス撮影、リチャード・ギア主演)の圧倒的な映像美にノックアウトされたまま今に至っている。この映画は完璧な画質調整をして臨まないと真価は分かりにくいと思う。実際、途中で何度も調整を加えて同居人の顰蹙を買ったが、黒を締めながらその近傍のディープな階調を表現する必要がある。空の蒼さを僅かに残す黄昏のなかを列車が通過するシーンの、キャビン内の蠱惑的な光彩。麦畑に止められた赤いサイドカーの質感。思い出すだけでゾクっとする。
サウンドも素晴らしく、風のザワメキや鳥のさえずりを背景に分厚い音像が屹立するダイナミズム。じつはドラマも十分に面白いのだが、仮にストーリーがなくても120分を持たせる密度を持っている。28年経って、この映画のAVクオリティを越えるもの、いくつ作られたのだろう。

写真:傘とバッグと明日のパンで両手ふさがっているときに限ってこんな景色が(笑)
PENTAX *istDS SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC 2006/05/22



701
SIGMA17-70mmF2.8-4.5DCは想像を越えたレンズだった。AFがトロイのはカメラ本体の問題だと思うので、他に欠点というものがない。以前使っていた18-50mmDCはややアンバー系の濁り色を垣間見せていて、それも悪い印象ではなかったけれど、この17-70mmの色再現はEF16-35mmにちょっとだけ近づいていて、重めの階調でしっかりした色が乗る。このレンズを付けると街にでて人間を撮りたくなる。
PENTAX *istDS SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC 2006/05/20



700
ヤフーオークションの落札手数料が明日から5%に値上げされる。で、懸案のシフトレンズTS-E90mmの保証付き新同品が相場よりかなり安く落札できた。3%の内に売ってしまおうという出品者の思惑は裏目に出たわけだが、バイヤーからすればモノが多くなっている分、安く買えるチャンスと予想していた。時期を重ねてPC Nikkor85mmも出ている。こちらの方が作りも操作感も優れているし、マウントアダプタ付けてEOSで使うってのは、はたから見るとかなりデキそうな人に見えるし(笑)寄れるところが悩ましい・・・。まあオークションも縁だから仕方ないか。
PENTAX *istDS SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC 2006/05/20






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↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。
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