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photo and Text: machinist

055 イラストレーター佐藤ヒロさんのこと その2
「ヒロさんが亡くなっていた・・・」考えたくもない予感が当たってしまった。新年を迎えてから何日も連絡がとれなくて不安が募っていた。彼のマンションの近くに住んでいる知人に、様子を見に行ってもらった結果がこれだった。年末に恒例のささやかな忘年会を曙橋のレストランでやったとき、かれは風邪をこじらせて元気がなかった。別れ際に「じゃーよいお年を、医者には行ってみるよ・・・」これが最後に聞いた言葉だった。
ヒロ氏の故郷、青森県黒石市の夏祭り「黒石よされ」をテーマにした一連のイラストの試作を見たときは、ほんと、こころ踊った。彼が好きだったマティスの「JAZZ」を彷彿とさせるダイナミックなタッチ、溢れるような色彩感。これを生かすデザイン作業の日々は、いま考えれば至福の時だったんだなあと、懐かしくそして切なく思い出している。
2004/05/02



054 イラストレーター佐藤ヒロさんのこと その1
1994年の終わり頃に、佐藤ヒロさんに依頼した仕事がこれ。彼は翌年の1月に急逝してしまったので、文字どおり最後のコラボレーションだった。出光興産「バッテリー」の外装デザイン。プレゼンに何案か依頼されていたので、ヒロ氏のイラストをフューチャーしたものを作った。採用はされなかったけれど、この迫力は尋常ではないと思う。こんな自由で奔放な彼のイラストに、ぼくの硬いデザインは何度も救われていたんだなあ。こんど、ヒロさんのイラストとぼくのタイポグラフィを組み合わせたアートをやろうよ、なんて話していたっけ。(つづく)
「佐藤ヒロ+町田秀夫 コラボレーション」→
2004/05/02



053 ミッドナイト・ブルー
ルディー・ヴァン・ゲルダーのギター録音はどれも素敵だ。ブルーノート10インチ盤のタル・ファーロウに始まり、ケニー・バレルもグラント・グリーンも、エレクトリック・ギター(アンプ)のウオームでブリリアントなタッチを余すことなく捉えている。たとえばロリンズの「アルフィー」、ラージコンボの分厚いサウンドテクスチュアを、バレルの鮮烈なタッチが切り開いていく。ジミ−&ウエスの「ダイナミック・デュオ」もオルガンとギターの音触感の対比が絶妙で面白い。こんなふうに採れるエンジニア、他にいないよね。こんど「ヴァン・ゲルダーのギターだけコンサート」ってのをやりたくなった(笑)。次回は2回連続で、イラストレーター佐藤ヒロさんのことを書きます。
(PENTAX*istD FA ZOOM 20-35mm F4AL)
2004/04/30



052 (特別増刊)日本、ヤバくないか?
「まさか、と思うことがいつのまにか・・・」
戦略なき海外派兵、イラク人質被害者への理不尽なイジメ、大企業の迷走ぶり、輸入CDの販売禁止?、消費税率のなし崩しアップ? いまの日本、かなり危ないじゃないか。未来像の描けない政治屋が跋扈しているのに、何回選挙やっても自民党が勝つのは、いったい何なんだ。国民のレベルにあった政治家たちということか。選挙も信じられなくなると、もっと危ない事態だってあり得ると思うのだけど、その心配さえいらない日本人って・・・。
(PENTAX*istD FA ZOOM 20-35mm F4AL)
2004/04/30






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↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。
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