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photo and Text: machinist

287 ハイブリッド・バイアンプの実験2
QUAD 303でALTEC 515を鳴らすという非常識は世の中でぼく一人と思うけれど、これ、実は良く合っていた。ルーツも想定使用環境も相入れない両者ではあるが、音を内側に丸め込む感触や位相的な滲みの少なさに同質のものを感じる。この組み合わせ、湿度感は隔たっているものの、打楽器の立ち上がりの自然さを聴いて、これ以上の物量投入は無意味と知った。惜しむらくは肌理が粗いことで、高域側では顕著だ。まあ70年代の家庭用アンプに微粒の空気感やしなやかさを求めるのは酷かもしれない。
一方の管球アンプは十数年前にRogers LS3/5A用に製作し、改造を重ねたもの。低域方向の制動力と色数の少なさを除けばほとんど問題点を見いだせない、というのは自画自賛でしかないが。上記の粒状感ではQUADを凌ぐし、高域の伸びはむしろ優れているように思える。ちなみにMJ誌やSS誌が我が家に取材にみえたときは、このアンプのみで鳴らしていた。今回の実験、この両者のいいとこ取りとなるのか・・・。*手前に見えるプリアンプはバイアンプ駆動用に2系統の出力をもつが、相互干渉をさけるため片方の出力はライントランスを経由する。(EOS-1Ds2 EF70-300mmDO 195mm域 ISO640, f5.6, 1/1250sec)
2005/02/22



286 ハイブリッド・バイアンプの実験1
ここ2年間、ワンパワーアンプ+LCネットワークでALTECのユニットを鳴らしてきた。過去にはパッシブ素子を組み込んだチャンネルディバイディングやLCネットワークを活かしたままのバイアンプなどもトライしてみたが、納得できるレベルに追い込むことは出来なかった。
今回、バイアンプ駆動に再びトライしようと思いたったのは、15インチのダイレクトラジエータ(ALTEC 515B)と2インチの金属振動板のコンプレッションドライバ(ALTEC 802D)という動作環境のまったく異なる発音体を組み合わせる場合、同じアンプだから等しい動作をしているとは限らないと考えたからだ。それぞれに相応しい駆動方法があるはずで、求められるのはトータルでの整合性だ。
というわけでウーファー用に現行パワーアンプQUAD 303 をそのまま用いて、中高域に管球シングル動作の自作アンプを充てるプランが浮上した。ハイブースト回路を組み込んだネットワークやアッテネータはそのまま流用する。
大気圧以上の負荷をほとんど受けないダイレクトラジエータの駆動にはパラレルPPのAB級OTLアンプ。一方、完璧なホーンロードの支配下にあるドライバには、出力トランス付きシングルA級アンプ。この手法、意外といけるのではと、期待をこめてさっそく繋ぎ替えてみた。もともとバイワイアリング仕様にしているので作業は30分で完了した。こんな簡単なことをいままで試さなかったのは、ここ1年、音的には不満なく音楽を再現していたのと、シンプルな方式に勝るものはないという盲信からだったかもしれない。(EOS-1Ds2 EF70-300mmDO 300mm域 ISO640, f5.6, 1/400sec)
2005/02/21



285
西口のヨドバシAV総合館前の路地で、入ってくるミニバンを遮るように渡ろうとしたらクルマのおっさん、止まる気配がない。当然ながらこちらも歩幅を緩めない。急ブレーキとともにウインド越しに睨み付けてる!こっちも睨み返すと、おっさん、クルマから出てきた。「なんか、文句?」「ここは横断歩道じゃねえぞ。ばきゃやろう!」「人が渡ってんの見りゃわかるだろ!」ひとしきり言い合ってお互いの部署に戻った・・・。おとといの食当たり以降、体内のラテン成分がやや上昇しているようだ。写真のお姉さまには何の関係もありませんが。(EOS-1Ds2 EF70-300mmDO 70mm域 ISO1250, f8, 1/10sec)
2005/02/18



284 続・飛田給にて 4
(EOS-1Ds2 EF24-70mm/f2.8 25mm域 ISO800, f7.1, 1/1600sec)
2005/02/15






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↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。
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