 2260 フルレストアの落とし穴?
 懸案だったランブルノイズは見事に無くなった。ところが様々なレコードを聴いてみると、どうも音楽の覇気というかタメが少ない。サラサラと流れる印象。ノイスフロアが下がってDレンジが拡大したことと関係があるのか? レストア以前はノイズの問題ばかりが気になっていたが、音楽表現という観点で大事なものが失われた可能性も。フルレストアはすべてのパーツを分解清掃し再度組み上げて調整しているが、経年変化で劣化した機械部品同士がお互いに傷を舐め合うようにバランスしていた部分がリセットされたのか? それとアイドラとインナープラッターとの摺動音が以前より気になる。問い合わせると、最終チェックで平均レベルより優秀だったのでしばらく稼働させることで低減するとか。20年くらい使い続ければ気にならなくなるかも。ま、こちらの寿命のほうが先か(笑) で、問題視されていたキャビネットの問題から取り掛かろうと、思い切ってスケルトンで試している。この硬質ゴムベースの穴とマッシュルームの外形がピッタリ合っているし、けっこうカッコいい! 先代のTD124はこの方法で使っていてそれなりに成果があったので、この手法を発展させたいと思案しているところ。 |