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2008/10/10
1009 南伊豆弓が浜にてb




2008/10/10
1008 南伊豆弓が浜にてa




2008/10/04
1007 有楽町にてc

インターナショナル・オーディオショーできら星のような機器を体験して、 でも、我が家の音の方がイイと感じた方は多いだろう。

でもそれは、仕方ないのだ。コンポーネントの宿命と言うか主が未定のただの機械であるし、諸々の制約(電源環境から始まって・・・)もある。

じゃぁ、それらの評価は無理かというと、そんなことはなくてブースに入った瞬間に分かってしまう部分もある。 毎年、O商事のブースで"A"を聴くのだが、どういうわけかいい音で鳴っている場面に出くわしたことがない(笑) 今年も、Iさんの講演のときにお邪魔したが、これがまあヒドイ音!フォースが斜めに当たって乱反射してるようなスカスカで実体感のないサウンド。

でも、そんな音でも潜在能力の凄さはちょっとだけ分かる。"A"の良さって、十分な引きを感じさせる空間性と遠くてもきちっとフォーカスする緻密性ではないかと思うのだが、ぜひそういう音を聴かせてほしい。

そもそも、このようなショーを体験したい大きな理由は、想像力の拡大だと思っている。その拡大された感性が自分のシステムのレベルを引き上げてくれれば嬉しい。しかし、このような会場では難しい。ほとんど不可能だろう。

ライドーアコースティックのマイケル・ボールセンさんは基本に忠実な理論&実践家だが、それでもスピーカーは楽器であると明言している。わたくし的には、バイクを乗りこなしたり、楽器を自在に演奏するのと同じと捉えている。ショーで最高の音があり得ない理由でもある。

という次第で、我が家も遅ればせながら並レベルのFレンジを獲得したので、同じ地平で現代の製品群を眺めることができるようになった。全部を回れたわけではないので、単なる印象だが、高プライスのスピーカーでも、低域の実在感に物足りなさを感じることが多い。低中域の放射能力や弾力・・・まあ、このあたりは使い手の気合い(意識と実行力という意味で)次第ということなのかどうか。



2008/10/04
1006 有楽町にてb

インターナショナルオーディオショーの帰り道、有楽町駅ガード下のスナップ。街角スナップは久しぶりだ。OLYMPUS E-500/25mmFf2.8



2008/10/04
1005 有楽町にてa




2008/10/02
1004 Air's Edge ver.1.2(ちょっとマユツバか)

あっけなく至福の時が訪れてしまったようだ。CDをトレイに載せ最初の一音が鳴り、聴き手の意識はそのまま音楽の内部に入り込む・・・望んでいたオーディオ。それがいまここにある。この状態でもう三日だから期待は確信に変わったと言ってもいいだろう。

いま鳴っているのはシノーポリ指揮、フィルハーモニア管弦楽団のマーラー5番の第三楽章。この曲は例の第五楽章が人気だけれど、第三楽章「スケルツォ」に価値があると思っている。中間部、静寂のなかに散りばめられたピチカートの余韻、そしてその後の怒濤的音響。天使のピアニシモと悪魔のフォルテが交錯する千変万化。聴き手はただ身を任せるだけの逸楽。

ELACのリングリボンツイターの追加。納得できるレベルに到達するのは年を越してからと考えていたが、クロスポイントとレベルの追い込みのあとに行ったある作業。それはウーファーボックスのバスレフポートのチューニングなのだが、これが功を奏したのかもしれない。高域をコントロールするには中域を起点にした対称箇所のチューニングが効果的という事実を思い知った。中域が起点といえばこのAir's Edge ver.1.2は、新たなツイターの付加により、ドライバ802D+511Bホーンが音響的コアになるというスタンスを明確にしたと思う。しかしALTECのアルミホーンとELACのリボンという組み合わせ。誰もやらないと思うがポテンシャルはかなりなものだ。なにしろALTECのなかには「E・L・A・C」があらかじめ含まれている。相性が悪いはずはない。

昨年春のエンクロージャーの補強工事に端を発する試行錯誤。これには想像以上の困難が付きまとった。接着剤の硬化具合に同期したかのようなサウンドの硬化(笑)骨格と表皮が分離したような居心地の悪さ。それまでの割れ鍋綴じ蓋的チューニングが露呈しただけなのだが、復旧にほぼ一年かかった。そしてFレンジの狭さをアピールしてきたのは、なにを隠そうAir's Edge ver.1.1自身だった。



2008/10/02





2008/09/22
1003 SP盤ダイレクト再生の壮絶HiFi

なにを持ってHiFiとするかは個人それぞれでかなり異なるような気がする。わたくし的には「リアル」感に尽きると考えている。

昨日、例の「脱・ナローレンジ計画」の途中経過をご近所のりゅりゅ氏に聴いてもらったのだが、それは置いておいて(笑) 最後に例によってSP盤をかけた。

スピーカーの高域を伸ばしたことも手伝って、少々実験をした。
専用MCカートリッジは昇圧トランスを経て通常はプリアンプのフォノに入力するわけだが、今回、ラインINに繋いでみた。

電気吹き込みの元祖といってもよい米国RCA盤はRIAAカーブに近似した イコライジングなので(たぶん) ダイレクトに入力すると500Hzから下は-6dB/octで下降し、 2.13KHzから上は+6db/octで上昇する。 当然、トーンバランスは崩れ、サーフェイスノイズのスゴイこと・・・

これ、聴くに耐えない音と思われるだろうが、そうでもないのだ。
ノイズさえ気にしなければ、圧倒的な鮮度とスピード感、ナチュラルな肌触り。スピーカーの向こう側に演奏者がたしかにいるようなリアル感!

今号のステレオサウンド誌ではイコライザーの大特集やってるくらいだから、 こんなことを言うのは憚られるが、

1次フィルタとはいえ、無い方が圧倒的にリアル。




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