1186 マーラー3番とバド・パウエル inパリ
オーディオなんかに気を取られていると 音楽にのめり込めない局面が多々。
例を挙げるとマーラーの3番だ。 この100分を超える大曲は、通しで聴かないと意味がないと思うのだが なかなか難しい。 たいていはその再生音自体に我慢がならなくなる。
それが昨晩は違った。 ショルティ+シカゴ響の1982年盤。 例によって右サイドのソファで寝転んで聴いていたのだが ソノリティの溶け込み具合が非常に心地よい。 上手側二階席のバルコニーに居るような気分。遠近感も適切。 細部の細部までは見通せなかったが(←わが家の通例・・) 全体像を感じるという意味では良かったようだ。 CDの2枚目が終わるまで一気、けして長いとは思わなかった。
昼はアナログでバド・パウエルのパリ録音を聴いていた。 1963年だから期待出来ないかというと、トンでもなく快演なのだ。 粘り・重さとキレが両立したタッチ。 パウエルのピアノサウンドとしては最良ではないか。
この両者をまったく無調整で聴かせる装置、そうはない。 が、来週も同じ音が出る保証も当然ない(笑) |