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2014/12/09
1787 紀尾井ホールの今藤政太郎演奏会

今藤政太郎さんと巡り会ったのは、わたしが20歳のときだった。
師はそのとき30歳代半ばであった。
それが傘寿を迎えるとは、感慨深いものがある。

プログラム最後は「紀州道成寺」

さすがに、若いときの俊敏な切れ味は後退していたが
骨太の一刀彫りと形容したくなるような気迫溢れる演奏だった。
人気演目の「京鹿の子娘道成寺」のような艶やかに拡散する楽曲ではないが
謡曲「道成寺」や、さらに遡って「日高川伝説」に通じる、
なにかデモーニッシュで、巨大な何かを感じさせるような後半の展開。
この演奏があって、初めてこの曲の神髄を垣間見たというべきだろう。

終演後、師匠がロビーで挨拶に出ておられたので、
素晴らしかったと感想を申し上げたら、
「いやぁ、なんか三味線が下手になっちゃってねぇ・・・」
人間国宝で芸術院会員の巨匠が、普通こんなことは言わない(笑)
意味するところは、なんとなく分かるような気がしたが、
この圧倒的な演奏のあとだから、謙遜なんていう次元ではなく、
自身が秘める志の深さを滲ませた言葉として受け止めた。

ps:
別の楽曲であったが、女流三味線陣のなかに、演奏する姿がひときわ美しい方がいた。
今藤政音というお名前。気になったので、師匠の奥さまに電話で尋ねたところ
某音大の楽理科出身で、師匠の演奏を聴いて、邦楽に開眼したとか。
人生を変える出会いは、素晴らしいことだ。
彼女は将来の逸材だと予感したから、今後の活動は要注目。



2014/12/05
1786 SONY α7 II ILCE-7M2

新宿通りのビックロ(←この名前はキライだ)の前を歩いていて、
そうだ、ソニーのアルファ7の新型出るころだなぁ、というわけで
地下のカメラ売り場へ行くと「本日発売」の看板!

ペンタのど真ん中にSONYロゴが配置された間抜けな文字デザインは相変わらずだったが、
微妙にカッコ良くなっていると感じた。
シャッター位置などの配置変更、表面のテクスチュアなどが効いているのか。
ツアイスの新しい広角ズームが付いていて、これも良さそう。
フルサイズでこのコンパクトさはいい。



2014/11/27
1785 バリ・ウブドの色 f




2014/11/27
1784 バリ・ウブドの色 e




2014/11/27
1783 バリ・ウブドの色 d




2014/11/27
1782 バリ・ウブドの色 c




2014/11/27
1781 バリ・ウブドの色 b

 



2014/11/27
1780 バリ・ウブドの色 a

 








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