1820 PENTAX K-3 II + SIGMA18-35mm F1.8 DC HSM
 このセットを試してみると、露出補正ゼロではかなり明るめの仕上がりで、これがカメラ本体に起因するものなのか、レンズの特性なのか判断がつかない。Kマウントレンズはこれだけなのだ。いつものようにコントラストとシャープネスを控えめに設定しているせいか、切れ味にも欠ける。この曇り空で真価を発揮できないのなら仕方ないが、やや不安になってきた。そこで、大型ストロボでカラーチャートを撮影して懸念を払拭できるかどうか試してみた。印刷インキをRGBで撮るのは非常に難しく、彩度は出ても重さが表現できないケースがほとんどだ。
久しぶりのペンタックスであるが、色再現は非常に素晴らしい。RAWデータを展開してAdobeRGB対応モニターで観察すると、CMYK掛け合せの色味が相応しい重みを伴って再現できている。加えて、無彩色のグレーチャートが色被りせずに端正に並んでいる。*istDから受け継がれたDNAは健在だった。 |