792 清楚なだけじゃない、ボディがあって血がながれているプリマだった。
 アンサンブル「プリマドンナ」をコアにするAionさんのオーディオシステム。クールな佇まいとはうらはらに音楽の高揚感を美味く表現することに、ちょっと驚いてしまった。これはヴェルディの序曲もピアソラも、UAも、音の表層ではない表現者の内部のベクトルをあらわしたという意味で、十分な音楽再現装置になっていると感じたわけだ(なまいきな言い方、スミマセン・・・笑) ・ たかだか10cmのユニットがかなりの音量域でストレスをそれほど感じいさせないことも驚きだったけけれど、それはどうでもよいことかもしれない。この機器たちを選び、求める音楽再生を実現するAionさんの生き方とか費やしたであろう多大な日々に、とても興味が行くし共感できる部分を多く感じたことの方が重要だと思う。 ・ この日は、かの早瀬さんご夫妻も同席していたので、彼のHPでの記述も待ち遠しいところだけれど、夕食時のみなさんのディープな会話も超面白かった。音を表すコトバの議論、音質はほんとうに大切なのか。そしてAionさんのフィールドである表現とアートの狭間etc...こういうのはオーディオ雑誌にはないからねぇ。 |