856 りゅりゅさんのリアルレポート
 またまた、ご近所にお住まいのりゅりゅさんにお願いして、土曜の午前中から聴いていただいた。
今回の主旨は、スピーカーの補強直前の比較的いい状態を聴いていただいているので、比較評価をお願いしたということ。彼のストーレートな判断、コメントが気持ちよいし、個々の機材に拘りがないというところが嬉しい。
システムというものは、トータルな結果が勝負だから、割れ鍋綴じ蓋的な処方が随所にあるのはたびたび書いているとおり。今回の補強はそういうしがらみを離れてやったので、さまざまな破綻が垣間見れる。トータルのサウンドクオリティは低下したと感じている。言い換えると、他の部分の弱点が鮮明になったとでも言えばよいのか・・・
プログラム
内藤やす子「火の子」 OCORA盤「Butundi」から ディビス+コンセルトヘボウ「春の祭典」 セシル・テイラーMPS「FLY!FLY!FLY!FLY!FLY!」から アン・バートン「BLUE BURTON」から ・・・以上アナログ盤
FLAMENCO FEVER ・・・アナログ音源CDR
ヘイデン+メセニー「Missouri Sky」からFirst Song ムジカ・アンティクァ・ケルン「フーガの技法」から MISIA、ちあきなおみ(ファド) クラプトン「From the Cradle」から2曲 ダイアナ・クラール「My Love is」 リッキーリー・ジョーンズ「POP POP」から2曲 それと、りゅりゅさんご持参の超爆裂音源数種・・・ ・・・以上CD
以下はりゅりゅさんのリアルレポート全文 ____________________________
今回machinistさんがやったことは簡単にいいますと 制振対策とそれに伴う音調整といったとこですね。 CDPはソニーの999という長岡さん推薦のLDプレイヤーに 変わってました。
試聴。 うわ。わかりやすい。 内藤やす子が出た瞬間から抜けがよくなったのが一聴瞭然。 更に聞き込んでいきますと、 低域がものすごくソリッドになったのがわかります。
ダイアナのベース。 うう・・・いい。 こういう音こそ私が出したかった音という感じ。 実はウッドベース、他のシステムで満足したことは少ないです。 (あることはある) 多くは無駄に膨らみすぎ。 これってウッドベースじゃなくって、そのSPのウーハーの音じゃん! という感じなんです。 いつもウッドベースの質感にそのSPのウーハーの質感が まとわりつく。
しかし、今回はなぜかウーハー臭くない。 もちろんmachinistさんのSPにはちゃんとウーハーがついてます(笑) もしかしたら私が今までいろんなシステムで ウーハー臭いと思っていたのは 多くは振動による濁り・膨らみだったのかも?
とにかくソリッドでクリアな低音。 しかもきちんと芯がある。
しかしながら・・・ ここまで濁りを排除すると・・・そのせいか・・・ 低域がすぱんと切れてるのがわかってしまいます。 以前は、濁りか付帯音かなにかがいいほうに作用したのか計測より 出てるように聞こえたのです。
ハルサイ。 このLPにどれだけ低音が入ってるか よくわからないんですが、 やはりもっと下まで延びて欲しい感じもありました。 こうなるとSWを加えたくなってしまう。 machinistさんはいまのところ足す気はないといってましたが、 奥さんにほんとお?と言われてました(笑)
女性ボーカル。 以前はどれをかけても独特の美しさ色気が付加されてる感じでしたが 今回はディスクを選ぶようになってしまいました。 かなり録音の差をだしてしまう。 素っ気無いもの。 色気のあるもの。 中庸なものと。
思えば録音の差異をだす。 これぞまっとうな向上かと思いました。 ただ今まで鳴っていたものが鳴らなくなった・・・というのも いくつかあるはずです。
ちあきなおみは前のほうがよかったかも(笑) これは悩ましいとこでしょう。 ちあきなおみだけのために前の音に戻す? いや、そんなことはしないでしょうね(笑)
とかけば、アルテックっぽくなく進化したように 感じるかもしれませんが、 むしろそのままの雰囲気で アルテックの良さを失わず 俄然クオリティ向上という感じがしました。 森を見れば、一番最初にお伺いしたサウンドに似てる。 しかし木々は違うという感じ。
では私の持っていった爆裂音源。 まあ、さすがというか、安心してきいてられますね(笑) 無駄な膨らみがあるとものすごくいやなんですが ひきしまり、それこそ音が塊(かたまり)になって ぶっとんできます。 荒々しさも全く損なわれてません。 これもマロクなったらダメ出ししていたとこでしょう(笑)
音が生きてる。音の粒子が躍動してる。 これですね。私はバランスも大事ですが こっちがなにより第一です。 バランスがいい死んだ音というのも確かにあるんです。 ____________________________
というわけで、詳細なレポートに感謝です。 いちぶ、過分な評価もあると思いますが、ほとんど同じことを感じていました。 隣の部屋(といっても繋がっているのですが)にいた妻が 「前回(ブロンボのとき)より今日のほうが音量が小さかった。」と言っています。 しかし、SPの近くで聴いた印象では、今回の方が骨身に染みる痛さを感じましたね(笑) しかし、りゅりゅさんの持参する爆裂ソフトはいつも驚異的クオリティだよね。
写真は一年前の新宿南口、ミノルタの看板が・・・ |