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2008/01/11
922 岐路

1975年、マクセルの見開き広告。
なんか、70年代の匂いをプンプンさせた若者が写っている。

その頃、毎年行われるオーディオユニオン録音コンテストの常連で、
いつも自演の録音というパターンで出品していた。
この時は「三味線と小型フライパンのためのコンポジション」という
作品で最優秀賞になり、マクセルからの広告取材という経緯だった。

細かい文字をどうしても読みたいという奇特なお人がいると仮定して
やや大きい画面を用意した(URLをコピペしてください。)
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/aa/63acf5b3b103365edbb70e0a2fee025b.jpg

すでに33年も前のことだが言ってることは今と変わらない。
まぁ進歩がないと言い換えてもよい。

当時は、駆け出しの舞台デザイナー兼舞台監督アシスタントをしていて
同時期に長唄三味線に夢中だった。といって古典の世界に沈む勇気はなく、
現代音楽における三味線の可能性に考えを巡らせていた。
上記の作品もそのような状況でトライしたわけだが、

そして、同じ年の後半に重大な岐路があった。

いまでは名前も定かに思い出せないが「パン・ムジーク祭」みたいな
ネーミングの伝統楽器のコンクールに出場したのだ。
アメリカ大使館がその会場で、
かの鶴田錦糸さんや横山勝也さんといった巨匠の前で演奏するという暴挙! 

自前の作品は12音階からランダムに抽出した音列を
思いっきり歌わせるという着想の「三下がりの曲」。
これが評価されたら、この道を進もう。
もし、ダメだったら音楽演奏から身を引く覚悟を決めていた。

その後の経緯は詳しく述べなくても、今をみれば判るとおり・・・
音楽は受け止める方だけにポジションを移した。

タイトルの写真の背後に写っている自作スピーカーは、
フォスターのFE203とパイオニアのコーンツイターの2ウエイ。
エンクロジャーはバックロードタイプで開口部が後面の上部!
音は、今の装置と似ていてFよりDを優先するところも同じだ。

ちなみに、この広告のヘッドコピー「いい音には・・・」は
タイトルに使えそうな文章をあえて発言したら
そのとおりコピーになっていたという代物。



2008/01/09


最近アップしている写真はJPEGで撮ってPhotoshopCS3 CameraRAWで疑似RAW展開しています。トーンカーブはリニアに設定。デフォルトは緩いS字カーブでトーンを立たせているから、比べるとなんと眠い絵と思う方も多いだろう。しかし、慣れてくるとこれがいちばん好ましい。というか世間のデジタル画像のコントラストがきついだけなのだと、ひとりで決めつけているわけですが(笑)



2008/01/03
921 正月浦和彷徨II-g




2008/01/03
920 正月浦和彷徨II-f

2048px画像はこちらから
http://blog.goo.ne.jp/gencyo/e/2cfa0d8a23c31f62403da93572cf3284



2008/01/03
919 正月浦和彷徨II-e




2008/01/03
918 正月浦和彷徨II-d




2008/01/03
917 正月浦和彷徨II-c




2008/01/03
916 正月浦和彷徨II-b





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