925 ストロボシステムの導入
 蛍光管の定常光ライティングは設備コストが安いし、なによりわたくしのような物撮りのキャリアの少ない人間には"見えるとおり"という判りやすさがいい。この2年間、ずいぶん勉強させてもらったが、不満も多かった。光量調整に多くの時間を割かなければならなかったし、たいていは後処理(Photoshop)にしわ寄せが来た。
ただ、前回も書いたようにシンプルなライティングといっても最低4灯必要なので、ストロボ化計画には躊躇いもあった。コストが尋常ではない*とか、モデリングランプを頼りに思い描くような光を作れるものかどうか、などがその理由だ。 (*ストロボ4灯を制御するための総コストはEOS-1DsIII+NIKON D3くらいになる。)
で、窮余の策が蛍光管を背景に用いるハイブリッドライティングだ。これが一応でも使えるようなら、その後の展開も描けるだろう、ということでストロボシステムの導入に踏み切った。機材の構成や機種選定では悩みに悩んで、でも現時点ではベストの選択になったと思っているが、ブロンカラー社のジェネとヘッド。それに吟味したリフレクターである。今日の午後、代理店の担当の方が届けてくれたので、早速実験に取りかかった。わたくしは不器用で物覚えが悪いので、ひとりひっそりと取り組まないと成果が出ない(笑)
今回の案件は覚えることが多く(なにしろフラッシュメーターは使ったことがないし、EOSの外部ストロボ設定もライブビューとの連携も初めての経験だ。)忘れやすい頭に事前に操作プロセスをたたき込んで、最初に取りかかったのはハイブリッドライティングだ。
下の写真は。狭角度リフレクターにグリッドをかませたスポット的なエリア光とデフューズした拡散光による2灯のストロボ光のみ。ランプの位置も2灯の光量比率も大ざっぱだが、非常に滑らかな周辺減衰が気持ちよい。これに背景用の蛍光管2灯を加えたものがさらに下の写真だ。それぞれの光源はカラースペクトラムに違い**があるので、これを上手くコントロールできるかどうかが今後の課題だ。 (**ミックス光源では相互の影響でシャドウに色むらが発生している。) |