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2020/04/05

2203  "CHARLES MINGUS PRESENTS" 太陽の核融合を聴く

ミンガスという巨大な質量が生み出す、さながら核融合のごとき強靱鮮烈な音楽に身を委ねるのは、いまの時勢では”癒し”なのかもしれないと思う。世界が破局に向かう絶望のなかで聴く音楽はこれしかない(笑)1960年にNew Yorkで録音された "CHARLES MINGUS PRESENTS" はステレオ録音ではあるがモノーラルで聴きたい。プレイヤーが分離してステージに並んでしまっては帳消しなのだ。サブウーファーの外部アンプドライブは JBL D130とのマッチングが絶好調で許容音量域が格段に向上した模様。ミンガスの強靱なコアが出現した。カートリッジはGRADOの廉価版モノーラル専用"MC+"である。

ORIGINAL FAUBUS FABLES(後半)
https://youtu.be/5ioqXmPIK8Q



2020/03/20

2202 遠い記憶のなかの音響

新宿駅の西口と東口をつなぐ地下通路がいまでも残っている。画像はグーグルストリートビューから拝借した現在の姿だが、西口「思い出横町」の脇を曲がってJR線の下を潜るトンネルで、1959年にメトロプロムナードが完成すると廃れたが、戦後焼け跡のイメージを引きずっていたのを幼心に感じた。幅3メートルくらいの狭小道の両脇に傷痍軍人のアコーディオンや離れ瞽女らしき老女の三味線の響きが耳から離れない。

じつは、この遠い記憶を思い出させてくれた音源がある。美空ひばり13歳、ハワイと西海岸の日系人を慰問するツアーでサクラメントの集会所で収録されたワイヤーレコーディングだ。そのなかの「唄入り観音経」浪曲師三門博の十八番(おはこ)だが、彼女はそれを真似をするでもなく、この曲のカタチになる以前の霊気を写し取ったような歌唱に慄然した。

https://youtu.be/KfEqxI5V7IM



2020/02/12

2201 ELAC SUB2050 その後・・・

サブウーファーのELAC SUB2050は、多岐にわたる調整をiPhoneで行える利点を評価していたが、iOSをアップデートすると使えなくなる問題に直面している。本体ソフトウエアのアップデートで対応できるはずだったが、初期ロットのためかそれが不可能で、基板をドイツへ戻して対応してくれることになった。ユキムさんの対応は完璧だ。

で、2か月くらい使えないので閃いた(笑)
バックパネルをダイレクト入力に対応するボードに変更する。

ユニット単体を測定するとDCRが2.5Ωなので、公称4Ωと推定すると、アムクロンDSPパワーアンプのブリッジモードで1100W。使用帯域の能率が80dB程度と思われるので、適正パワーだと思う。ウーファーは防磁タイプの巨大マグネットだが、内部至近にデリケートな電子機器を置くのは無謀ではないかと思う。パネルも補強リブがあるとはいえ3mm厚では不安で、新たに作成したパネルは5mm厚。

iOSの問題は、当面は対応可能としても先行き不安が残りるから、ダイレクトボード+外部アンプはよい判断ではないかと思う。ほぼ4年使用していて、ディレイも位相補整もスルーで調整しているので行けそうに思えたのだが・・・

実際の音は・・・素晴らしい!!! メインウーファーであるJBL D130は初動感度の優れた初期型であるが、これとシームレスに繋がっているのが不思議だ。ストレスを感じさせないとか、リニアリティが格段とか、腰が据わったとか言えるが、音響の一体感が好ましい。戻ってくる基板を復帰させる可能性があるのか、ないのか・・・



2020/02/07

2200 新テレビジョン!

11年前のBRAVIA XR1導入記はこちら
http://www.vvvvv.net/g3/topics.cgi?page=775

購入5年目にメイン基板を交換してからも好調を続けていたが、この半年くらい劣化が目立ってきた。電源ONから1時間待たないとフォーカスが定まらないとか、輝度の低下をバックライト増量で補ったりと苦肉の策を労していたが、そろそろ入れ換えようかというわけで・・・

有機ELテレビに変えた。

メインスピーカーの背後に置いたサブウーファー二基を台座にすれば75〜85インチが置けそうに思えたのだが、パネル上端がメインスピーカーの高さを大幅に超えてしまい美観的に踏み切れず、65インチを従来と同じ位置に置くことにした。

有機ELは色の純度に惹かれていたが、黒の表現に関しては、最小限の自然なトーンが必須と考えている。暗騒音に相当する”活きている黒”から連続する階調表現能力であり、その希望を実現できそうな機種がパナソニックGZ2000だった。

調整を始めたばかりで、4Kでの追い込みは暗中模索状態。コントラストとシャープネスは低い方が好ましいと従来考えていたが、4Kに関してはそれが当てはまらないようだ。

写真は「ツイン・ピークス THE RETURN 第1話」日中の明室と夜の照明を落とした状態の比較で”明るさ自動”に設定している。



2020/01/30

2199 RAY ANDERSON ”BLUES BRED IN THE BONE”

20年ほど前、地元の図書館にあるCDを聴きまくって、繰り返し聴きたい音源だけをコピーして自家用ジャケットをデザインした。ワンフォーマットのタイポグラフィーであるが、色だけは音楽を反映させたいと考えた。そのなかで88年のレイ・アンダーソンは白眉の一枚。
Ray Anderson(tb,vo), John Scofield(g), Anthony Davis(p), Johnny Vidacovich(ds), Mark Dresser(b) とくれば想像がつくだろうか? エッジの出方が兆カッコいい。
https://youtu.be/sbxFE6YgCKg



2020/01/17

2198 レモンピールとジュレのミックスにシナモンパウダー

中庭のレモンの木、樹木には劣悪な環境で風通しは悪いし西陽しか当たらない。さらに三年前の剪定で上に伸びた枝を切り落とされてしまい、翌年はいっさい実らない事態に。カイガラムシの攻撃も凄くもうダメかと思えたが、木の生命力を信じて伸びるままに。2年経ってようやくここまで来た。それもかなりデカイ実(笑)
先日、大きくなった実だけを収穫しこんなものを作ってみた。夏みかんやオレンジのママレードより手間がかかる。なにしろ皮が分厚くて硬い。後半の収穫の際は、皮だけをリキュール漬けにしてジュレの透明度を改善し再チャレンジしたい。



2020/01/13

2197 深夜、月あかり

 



2020/01/07

2196 フォノイコライザー完成20周年でちょっと実験中!

いただきものの東一T-cap/M マイカ 0.05μF 1000Vというお宝コンデンサの使い道を考えていた。
http://www.toichidenki.co.jp/audio/V.pdf

ELACのスーパーツイター4PI 内部ネットワークのハイパスCにパラレルというプランもあり得るが、メーカー製品の改造は行わないポリシーなので、自作フォノイコに使うとして、最終段のDCカット用Cにパラってみたらどうかと。じつはこのフォノイコ、再三の改造の末 DCカットCは10μFという非常識な数値になっている。47KΩ負荷でカットオフ0.34Hz! DC漏れはないがこんな容量の大きいCで高域に弊害がないのかとやや不安があり、もしやという期待も。とはいえコンデンサの異容量パラはうまく行かないケースを散々体験しているし、耐圧1000Vも過剰。まぁ実験ということで写真右下。

結果は、良くなった感なし(笑)これを徒労というのだろう。

写真上は、設計段階で双三極管ECC84を採用するにあたっての試行錯誤。プレート電圧と電流、カソード抵抗、負荷インピーダンスなどを個別・総合的にシミュレートしたが、けして机上の空論ではないのだ。

写真左下は、初段でSRPPの発展系といえるμフォロアー回路部分。SRPPの受け側のユニットを定電流負荷と見立てるので電流に余裕が必要でパーツも多くなり、メーカーが採用することは滅多にないが、データシートどうりのμ(増幅率)を実現する。付け加えると初段グリッドの至近にフォノ入力端子を配している。