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photo and Text: machinist

698 屈指の・・・
残りはあと3本か。
ベイズン・ストリート・イーストのペギー・リーは外せないだろう。こんなに粋なオトナの・・・って急遽うたモノ限定に変更して(笑)、エバ・キャシディのブルース・アレイは超感動だし、それと浅川マキの京都大学西部講堂の真冬真夜中ライブか。おっと、山崎ハコの博品館ライブがはみだした! 「屈指の・・・」なんで安直に言っちゃあいけないってことか。

またまた幻聴日記に噛みついている人がいるみたいだ。例のCANDYから出入り禁止を喰らったbigblock-powerことRUBY氏だ。こんどは仮想人物?のブログにRUBY氏の談話を載せるという非常に分かりやすいというか間抜けな構図なんだけど、下のNo.695の中段だけを引用して、こんなことを言っている。
『あいかわらずの「なんのこっちゃ?」的表現でさっぱり理解不能。こういう意味不明の文章をなにも考えないで怒涛のごとく書けるのもひとつの才能かもしれないね。こういう抽象性の中でオーディオやってる人は、結局音などどうでもよいのだろう。いちいちこんなこと考えてたら、いい音なんかいつまでたっても出てきははしない。』 (誤字を含め全文引用した)

・・・反論するのもバカらしいし、人のやっていることにケチをつける趣味をぼくは持ちあわせていない。まあ、そういうふうに取る人もいるんだと、ある意味で参考にはなる。いちおうURLを出しておくけど、いつまで続くのかねえ。当の本人は誰かのイタズラであって無関係と主張しているが、当該ページに抗議もしていないところをみるとやはり怪しい。
http://ameblo.jp/wakabayashi-baka/entry-10012531776.html
PENTAX *istDS SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC 2006/05/19



697 Peter, Paul and Mary In Concert
屈指のライブパフォーマンスで忘れるわけにはいかない、もうひとつのアルバムを紹介したい。
1964年5月22日にロングビーチで開催されたピーター・ポール・アンド・マリーコンサートの実況録音盤。彼らがもっとも輝いていた時代の歌唱が収まっている。日本でも2枚組LPとして発売されたが、当時はとても買える金額ではなかったので例によってダイジェスト17cmLP(全4曲)で我慢した。

中学のころジャズを聴いていた、といっても、それは多分に背伸びしている自分を感じつつだったのは否めない。いちばんピッタリはまっていたのは何を隠そう(笑)P,P&Mだった。初めて行った外タレコンサートもP,P&Mで、新宿厚生年金会館の一階席16列、このS席が2300円だったなんてことも覚えている。昔はLPレコードとコンサートチケットの値段が近かったんだ。

で、このなかの1曲、聖書から引用した井戸端の女"Jesus Met The Woman"をぜひ聴いてほしい。ジャンルを突き抜ける最高のコーラスグループであることが分かると思う。彼らはけしてフォークソングの枠の人たちではないのだ。
ちなみに、メンバーはオーディションで選ばれており、ピーター、ポール、マリーの名前はペテロ、パウロ、マリアのことでもある。右写真は1989年にリミックスされた2枚組CDでこちらはアマゾンで入手可能である。40年前のミニLPの方がアコースティックな質感をうまく表現する。残念ながら・・・

写真:全然関係ない新宿若松町交差点
EOS-1Ds MarkII EF28mm 2006/05/17



696
他人に愛国心を求める人と、国を愛する人はまったく別だ。
・・・今朝の毎日新聞「余録」から
PENTAX *istDS FA31mm F1.8AL Limited 2006/05/17



695 Symphonic
1969年5月1日、越路吹雪ロングリサイタル初日の録音が2枚組LPとして残されている。特に好きなのは「君を待つ---人生は過ぎゆく---愛の幕切れ」のメドレーで、のちの名曲「人生は過ぎゆく」を聴衆の面前で初めて歌った記録としても貴重。その針穴に糸を通すような緊張感は何度聴いても凄いもので、屈指のライブパフォーマンスと思っている。
常用の自作フォノイコライザーからSymphonicにかえて驚いたのは、人生の黄昏から闇に向かう諦観ではなく、越路における"宝塚性"の再認識であった。ロングリサイタル体験者であるぼくの妻に聴かせたら、こっちのほうがコーチャンらしい、と言うではないか。オーディオというものはまったく厄介なものである(笑)

自作無帰還CR型が、響きをやや整理し求心性を高める傾向で、主人公は年齢を召したリアルな女性に思えるのに対して、Symphonicではローレベルの信号に潜んでいたであろう"何か"を浮き上がらせるのか、その哀しみは華やかなプロセニアムに縁取られた虚構のドラマといった風情を少しだけ忍ばせている。
CHORD社のSymphonicはスイッチング電源で駆動する新世代フォノイコライザーである。しなやかな肌触りと節度ある色彩感は同じ英国のCREEK製フォノイコと方向が似ているけれど、ノイズフロア近傍の分解能はこちらが数段勝っていて、背景の沈み加減がより立体的だ。しかし、複雑な音形が交錯する様を、わが家の古代ディバイスで構築された装置が感じさせるのは不思議だ。

ひとつのオーディオコンポーネントにおける最終的な音への支配力が如何ほどのものなのか、ぼくには結論が出ないが、フォノイコライザーの能力に依存する部分を他で繕うことは出来ないとあらためて思った。・・・シンフォニーオーケストラがメインメニューだったら迷わずこちらを取るだろう。その名前のとおりに。
PENTAX *istDS SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC 2006/05/15






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