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091 画像補整その6 リサンプル | ![]() | 納得できるトーンが得られたら使用サイズまで一気にリサイズ(リサンプル)する。リサイズしてからの階調補正は行わない。リサンプルのアルゴリズムはPhotoShopではデフォルトの「バイキュービック法」を選択する。このプロセスは1:元画像に軽いローパスフィルタをかけ輪郭をぼかす。2:リサイズの新しい升目を基準に元画像を演算しデータを置き換える。3:このとき生成される補間データを加味する。4:リサンプル後の画像に輪郭強調を行う。・・・というように一連のプロセスを自動処理している。3種のアルゴリズムのなかの「ニアレストネイバー法」はローパスフィルタと補間処理を含まない手法であって、元画像に手動でガウス(ローパスフィルタ)をかけてから、この方式でリサンプルするという奥の手もある。大きく精緻な画像が必要な場合、有効な手段になる。最新ヴァージョン「CS」におけるバイキュービックのシャープネス選択は、ローパスフィルタのレベルによるものと思われる。なお「CS」ではRAW展開時に16bit上でリサンプルが出来るので、導入しだい検証したいと思っている。(PENTAX*istD FA35mm F2AL) |
2004/06/19 |
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090 画像補整その5 撮影パラメータとレベル補正 | ![]() | 8ビット256階調のうちの真っ黒「000」と真っ白「255,255,255」は煮ても焼いても食えない。*istDは比較的穏やかな描写(記録)をするけれど、それでもコントラストやシャープネスは「低」に設定している。前回089で触れた理由からだ。コントラストを低くすると、ミディアムトーンが量的に多く(最暗部、最明部の情報が少なく)なり、レベル調整の自由度が増す。解りにくいと思うがPhotoShopのレベル調整の3つのスライダのうち黒、白レベルに調整代があるかどうかという意味。反面、8ビット時の階調変更はトーンジャンプを伴うので嫌われるけど、リサンプル時の補間であるていど解消される。自然画の場合、よほど極端な変更をしないかぎり破綻するような事態にはならない。(PENTAX*istD FA35mm F2AL) |
2004/06/18 |
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089 画像補整その4 色のボディ感 | ![]() | 色は相互作用なので難しい面が多々あって、たとえばRGBは加算混合だから色を濃くするということは、レベルを下げるということでもある。鮮やかにしようとレベルを上げると逆に薄くなることがある。概して日本製のCCDは色の乗りがいまいち浅いものが多い。フィルムと較べるまでもなくKODAK社製のそれにも見劣りする。しかし赤い花弁のアップなどは容易に色飽和(3色のどれかが255*という数値を示す *8bit)をおこすので、対象によりけりではあるけれど、概して濃いめな色(より低いレベル)で記録されているほうが後処理が楽なように経験からは感じている。(PENTAX*istD FA35mm F2AL) |
2004/06/17 |
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088 コスプレじゃーないのだよね | ![]() | ![]() もうひとり、木村伊兵衛写真賞受賞の澤田知子「Costume」、あの報道ステーションでも紹介されていまや全国区の人気写真家だけど、かの審査員たちは「ナタリー・マーチャント」きっと知らないのだろうねえ。いや、別にパクリだなんて言ってませんよ。澤田知子さんもスゴイと思いますんで、誤解なきよう。こちらは表層と内面のギャップを本人が演じることでスリリングにあぶり出している、ってことかな。(写真上:ジャケットから 写真右:アサヒカメラから) |
2004/06/16 |
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↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。 このページのすべての要素は製作者であるmachinistに著作権があります。複製使用等はご遠慮ください。 |