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photo and Text: machinist

234 謹賀新年
石川さゆりがBEGINをバックに歌った「津軽海峡冬景色」は、サウンドと歌唱のスポンティニアスな関係が、何千回も唄ったであろう彼女的には手垢にまみれた楽曲から、感情の襞を思いっきり表出させていて感動ものだった。大晦日のレコード大賞のワンセッションでのことだ。TBSテレビはいつもながら音楽を伝える技術のスタンダードを持っている。先人の技がきちんと伝承されているのだと思う。対して「紅白・・・」これは悲惨だ。構成が超ダサなのは置いても、せめて音と絵のクオリティ管理くらいは出来るだろうに。新年早々の罵詈雑言陳謝 (PENTAX*istD SIGMA 18-50mm/f3.5-5.6DC)
2005/01/03



233 構造 vs 実存 ?
AUDIO BASIC誌に連載中の米谷淳一氏のコラム「音に還る旅」。難解ながらスリリングな論議に興味が尽きない。発売中の冬号第三回では、作用・反作用の現象から測定系と人間の受信・認識系の差異を、従来は触れられることのなかった視点で解き明かしている。計測器のアース電位を別系統のセンサーで管理制御しなければならん、と考えつつ、ハインゼンベルグの「不確定性原理」や、遠く「実存主義」にまで思いを巡らせたくなる世界観。遙か彼方を見つめた強烈なオーディオ論だ。(PENTAX*istD FA ZOOM 28-105mm F4.0-5.6IF)
2004/12/30



232
オーディオやっていて、なおかつ写真も映画も好きなのにどうしてAVはやらないの?という疑問を多くの方からいただく。ポリシーがあってのことではないので返答に窮するが、あらためて考えてみた。
オーディオはモノーラルであっても、空間というリアルなキャンバスに展開する。対して世界が投影される「平画面」はいかに高精細であろうと、これを現実と間違える人間はいない。次元を減らすという作業がすでに表現行為の一部であり、これに付け加える何ものも受け手側には残されていないというのがぼくの考えだ。送り手の表現意図が感受できるレベルに達していれば深追いはしない、ということなのかしらね。AVに打ち込んでいる人はこの閾(しきい)値が異常に高いのかもしれない。いやあ助かった、低くて・・・笑 (PENTAX*istD SIGMA 18-50mm/f3.5-5.6DC)
2004/12/29



231
とはいえ写真を撮って、関係ありそうでなさそうなテキストを組み合わせる日課は面白すぎて、たぶんやめられそうにない。(PENTAX*istD SIGMA 18-50mm/f3.5-5.6DC)
2004/12/28






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↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。
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