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photo and Text: machinist

375 A or D その2
この日記で「連続世界」という言葉を過去に3回くらい使った。好きな言葉だけれど実際は正しくない。
音は空気の疎密波であり局所的気圧変化のパターンだが、あるスペースに分子が幾つあるかという問題でもある。人間の聴覚だって最後は内耳の有毛細胞が発するパルス信号を脳細胞が化学変化として認知する仕掛けだ。世の中の事象はすべからく最小粒子に還元でき、それは物理的に数えることが出来るらしい。
人間の感覚はこのような断片データを処理するD/Aコンバータであるといえる。それは元データをカウントすることは出来ないかわり、世界を連続するものとして再構築する。アナログ・デジタル問題で重要なのは人間の感性レベルでの「閾値」をどこに設定するかであると思うが、規定しにくい困難さをともなう。訓練・非訓練の目と耳、意識レベルの高低、ざっと見積もっても1000倍くらいの幅がありそうだ。(EOS-1Ds2 EF28mm/f2.8)
2005/05/11



374 A or D その1
どちらが優れているかといった議論には興味がないけれど、横木さんのブログ「THE EYE FORGET」0503-0505→の、デジタルでしか表現できないものは何かという命題に至るまでの、銀塩とデジタルの差異論がとても面白かった。
けれど、現場→表現者→再現→受け手というプロセスのいちパートがどちらであっても、より良いものをめざせば結果はそう変わるものではないと思っている。連続世界を切り取り再構築する手段であることに変わりはないからだ。音楽はCDになってなにか変わったのだろうか。両者が違和感なく聴き手に寄り添ってくれるほうが、ぼくには嬉しい。(EOS-1Ds2 EF28mm/f2.8)
2005/05/10



373 またぞろ・・・
オーディオ機器のラインナップ変更を策している。まずLP用フォノイコライザーとして使っていたナカミチCA-50IIをオークションで処分した。自作ECC84フォノ・ラインアンプをSP盤専用から汎用に修正したからだ。トーンアームのFR-64Sとはどうにも相性が悪かったのだが、オーディオクラフトAC-3000に変更してからというもの、俄然精彩を放つようになった。で、空いたスペースにトーレンスTD-124をもう一台設置してSP/LP独立体制を目論んでいる。昨晩のオークションでは落札し損ねたが、ブラック仕上げのTD-124が本当に実在したのか大いなる謎・・・。(EOS-1Ds2 EF50mm/f1.8II)
2005/05/09



372 くらやみ祭り8
前出369のバックで太鼓をたたく少女。踊っているのはもっと若い少女だ。踊りを習得しないと楽器演奏はさせてもらえないらしい。素晴らしいカリキュラムだと思った。(EOS-1Ds2 EF70-300mmDO)
2005/05/07






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↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。
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