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399 PhotoshopCS2+CameraRAW ver3 | ![]() | 30日の試用版をダウンロードしてみた。いままでRAW画像でしか操作できなかったビネットや色収差といったレンズ補正をJPEG上でも出来るのはJPEG主体のぼくとしては嬉しい。新たに加わったスマートシャープはフィルタ形式やシャドウ、ハイライト域の適応量、演算精度などを選べて、これだけでも凄い価値だ。また歪曲補正がグリッド付き画面でスムースに行えたり、RAWで傾き補正が簡単に出来たりと、デジタルカメラ画像に本格的に振ってきた感がある。ただマイナーヴァーションアップのためか、体感的な動作は5%くらい重くなった気がする。この画像はスマートシャープの各パラメータを試用している。2048px画像はこちらから→ (EOS-1Ds2 EF16-35mm) |
2005/06/16 |
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398 菅野邸訪問 その5(終章) | ![]() | 持参したCDを1枚だけかけてもらった。アマリア・ロドリゲスが1945年にリオデジャネイロで録音したSP復刻盤から「Troca De Olhares」。当然ながら超ナローレンジであり最新のオーディオ装置が苦手とするソースだ。こんなものを持って行くのは無礼かもしれないと思ったが、聴かせてもらうのはこれと決めていた。 はるか60年の時空を飛び越えた圧倒的な実在感に、涙が出た。ぽっと浮かび上がる25歳のアマリア。艶やかで匂い立つような色彩感がこの空間に充満し、滲み出る仄かな愁いが胸を打つ。実のところこのような音源は我が家の装置の得意科目であり、もしや(笑)とも考えていたのだが、菅野邸のアマリアは数段上を行くリアリティで、モノラルであることさえ忘れさせた。 ・ PhotoshopCS2とCameraRAWver.3を用いて新たに焼き直してみた。(全5点とも) |
2005/06/15 |
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397 菅野邸訪問 その4 | ![]() | 鍛え上げたプロの技とアマチュアのようにときめく情熱の総体が、菅野氏のオーディオワールドだ。「仕事」で括られる範疇から遠くはなれた入魂のライフワーク。「機械が変わったから音が変わる」という受動的なレベルとは無関係の、究極の表現装置。テクノロジーが拡張する新たな地平を呑み込み、自らの表現に至らしめる様はスリリングでさえある。 |
2005/06/14 |
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396 菅野邸訪問 その3 | ![]() | 空間に展開するサウンドスペクトラムは従来のものと変わるわけではなかったが、一聴して分かるのは躍動する生命感と色価(Valoir)の幅だ。チタンの薄膜を波及的に振動させ、全方位に放射するDDD。意外にもホーンスピーカに似た浸透力をもっているようだ。氏はこの帯域の上にELAC 4PI PLUS.2を加えているので、すべてがDDDの成果とは言えないまでも、変換器から生み出されるサウンドとしては未踏の領域ではないかと思った。 ・ ミハエル・プレトニョフのシューマン「交響的練習曲」。ハンマーフェルトが絃に当たる瞬間のためらい感に始まり、その後の直角に切り立つエッジ(* 輪郭のことではなく)そして巻き線のうねりと濁り感・・・。グランドピアノのあの匂いを漂わせながら、黒く底光りするボディ、放射される音の力・・・。 ・ そして、シベリウス「レミンカイネン」サラステ指揮、トロント交響楽団。リスニングエリアに充満するライブネスはコンサートホールのそれを突き抜け、演奏者の衝動・動機や作曲家の原初的イメージさえ伺えるような次元と言えばよいのか。空間に音が在るのではなく、音に内在するベクトルをもって空間を構築する2CHステレオの凄さを改めて思った。 |
2005/06/13 |
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↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。 このページのすべての要素は製作者であるmachinistに著作権があります。複製使用等はご遠慮ください。 |