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photo and Text: machinist

779 The sound that is tasteful in nature
BOSE 101イタリアーノを駆動するのはヤフオクで落としたチューナー付きアンプ(4600円 DENON製)。入力はSONYウオークマンPRO。メタルテープをノンドルビーで使うのがぼくのやり方。不思議なことに自宅のオーディオ装置と似た音なんだ、これが。Fレンジなんかは、ほとんど同じじゃないだろうか。音楽の楽しさ成分をちゃんと伝えるし、程良く低い重心でハーモニーもきちんと浮かび上がるからシンフォニーオーケストラもOK。フルレンジスピーカーで音楽に入り込んでいくと、大げさなオーディオは邪道だと思うね、つくづく。
しかし・・・1年半使った某社の1bitシスコン(定価150,000円)の音の酷さは何だったんだろう。トラブルで交換したりして2台試しているから個体差ではないと思うが、音楽のエモーションがまったく聞こえてこない代物だった。高級単体コンポーネントを凌駕!なんて噂もあったけれど冗談はよしとくれぃ。これだから世間の評価は信用できない。・・・ってこちらが世間からズレてるだけか(笑)

画面下に写っている電話機は旧電電公社製の黒電話プッシュフォン。重くて音がいい。
PENTAX *istDS SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC 2006/10/05



778 TEST
一週間アップをサボっていたら「普通」にやや飽きがきた(笑)ここからの写真が、いままでと違うものになるかどうかは分からない。
EOS-1Ds MarkII EF70-300mmDO 2006/10/04



777 Eros in EOS
境界を浸食しながら、うねる曲面。2000年発売のEOS-1Vから引き継がれてきた。モダンデザインの対極にある生命のエロスを感じるといったら大げさか。当時流行したエルゴノミックス(自然的人間工学)を取り入れながらも、むせ返るような放射力はただものではない。デザイナーは世紀末のデカダンスの一滴をこのフォルムに忍ばせたにちがいない。フォトキナ2006では次期EOS-1Dsは発表されなかったが、大幅なモデルチェンジがあるとすれば、このオーラはなくなると思う。たぶん・・・
PENTAX *istDS SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC 2006/09/27



776 ポリーニのバルトークが鳴ってしまった!
aporiaさんとBrilletraegerさんをお迎えして、本年6度目のオフ会を行った。空気のコンディションが良かったせいか、はたまたフォノイコやパワーアンプのエージングが進んだためか、この日の空のようにクリアでヴィヴィットなサウンドに変貌していた。
夕食をはさんで延々9時間におよぶイベントの最後に、aporiaさんが「ポリーニ+シカゴ響のバルトーク、鳴りそう・・・」と宣うので、ぼくは「アナログディスクならあるけど」と答えてしまい、レコード棚を探しながらちょっと後悔した。アバド指揮の超高性能シカゴ交響楽団の咆哮に加えて、ポリーニのまるで斧を振り下ろすかのような強打鍵。ミンガスの「直立猿人」に勝るとも劣らない壮絶ワールド!じつはALTECになってから封印してしまったレコードの一枚なのだ。アナログ再生のなかでもトップクラスの難度だろう。こんな怪物ディスクで締めくくるのは危険すぎる(笑)

ところが・・・・・・・・・鳴ってしまった。危惧していた混濁感は皆無で、なにしろアタマがつかえない。途中からボリュームを4dBくらい上げてみた。ピアニシモでもフォノイコのノイズフロアは一切感知できない。楽音の余韻がテープヒスに溶け込む様子が明確に分かるくらいの大音量である。重低音が聴こえないとか、ピアノのタッチにもっと鋭角的感触が欲しいとか欲をいえばキリがないけれど、このディスクに封じ込められたbarbarousな世界を十分に顕していたと思う。いやあ、このフォノイコはひょっとしてタダモノではない?・・・自画自賛だな、こりゃ。

aporiaさんの関連記事
http://www.geocities.jp/soundfrail/off-1.html
Brilletraegerさんの関連記事
http://secumdum-naturam.blogspot.com/
PENTAX *istDS SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC 2006/09/25






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↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。
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