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2009/05/15
1133 BEHRINGER DEQ2496 Ultracurve Pro 試用中

F特を電気的にコントロールすることに懸念はある。が、弊害とメリットを秤にかけてみようと思った。
再生空間のF特を電気的にコントロールするのは単純な話ではないということは、この幻聴日記や<at>senseで繰り返し述べているのだけれど、ひとつアイデアが浮かんでいて、それを実践してみたいというのが背中を押された理由だ。ほんとはアキュフェーズのDG-38/48が望ましいところだが、そんな贅沢はできない。なので、BEHRINGERのUltracurve Proを導入してみた。ただこっちは安すぎて超不安(笑)

Ultracurveは膨大なモジュールを持つDSPで、着目点は以下の機能だ。

10バンドのパラメトリックEQは中心周波数を1/60octのピッチで設定でき、各Qを1/10octから10octの幅でコントロールする。極端な例だが、100Hzのとなりを101Hzに設定できる。くわえて、オーバーラップする帯域に発生するオーバーシュートを補正し、グラフィック画面では、オーバーラップ帯域の最終レベルが表示される。通常のグラフィックイコライザーではフェーダーの位置と補正レベルに大きな誤差を生じるのはご存じのとおり。

もうひとつのメリットは、内蔵ジェネレーターによる61バンドのリアルタイムアナライザー。測定用マイクを持って部屋のなかを動き回りながら、この画面を動画として記録しようというのが先のアイデアだ。あとで繰り返し再生しながら、本質的なピークとディップを解明し、これをパラメトリックEQに反映させるという企て。もちろん、この機種にも上記機能を連動させる自動EQ機能があるが、これには期待していない。というか機械には無理(笑)

元の状態とこのプロセスを入れたときで、どちらが音楽的感銘があるかというシンプルな話なのだが、最終的な判定にはまだ時間が必要だ。設置場所からはじまりケーブルの選択など音を悪くする要因が増えているのだから、仕方ない。以下は、調整初日の画面。








2009/05/06 Caplio GX100
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2009/05/06 Caplio GX100
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2009/05/06 Caplio GX100
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2009/05/06 Caplio GX100
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2009/05/06 Caplio GX100
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2009/04/30 Caplio GX100
1127 ALBERT KING

"BORN UNDER A BAD SIGN"を知ったのは、クリームの"Wheels Of Fire" という1968年のアルバムだ。高校生のわたくしは全財産をはたいてこの2枚組アルバムを購入し、なかでもこのナンバーがお気に入りで、たぶん800回は聴いていると思うが、後年、アルバート・キングのカバーであることを知る。いま掛かっているディスクがそのオリジナルで、あえて両者を較べる意味はないと思うが、クラプトンが "ブルースを演奏している" とすれば、アルバート・キングはごく普通である。彼自身がブルースなのだから仕方ない(笑)このアルバムの個人的なベストトラックはB面4曲目の "AS THE YEARS GO PASSING BY" だ。ブルースの哀愁とはこのことだと思う。




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