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2018/09/03
2073 SAEC 407/23

1980年、レコードプレイヤー技術の頂点で発売されたトーンアームである。重量級ピックアップの装着が可能で最大4グラムまでの針圧印加。ダブルナイフエッジ構造の垂直軸受けは、摩擦を極限まで抑えながら極めてリジット。これは、SP盤再生に最適と思ったわけだが、じつは軽量MM型カートリッジで最善の結果を出した。針圧1グラムでもフワフワ感皆無で、追従性の高さが実感できる。来年リリースされるSAEC 4700はこのオリジナル設計を踏襲してさらに加工精度を上げているとか。とはいえ予価100万円では買えないから、慌ててオリジナルモデルを探したわけだ。この夏は、トーレンスTD124に始まり、マランツ7T、この407と数十年以前のモデルを買いあさったが、すべてSクラスのコンディション!中古運は使い尽くしたような気がする(笑)



2018/08/29
2072 絶望

安倍第二次政権の五年余り。司法を配下に置き、官僚人事を意のままに。報道機関は徹底監視! これは周到に時間をかけたクーデターにちがいなく、真の司令官はいったい誰なのだろう? 今こそ実効性のある「NO!」が求められているが、内閣の支持率が40%を下回らない現実に絶望。もはや更なるクーデターしか選択肢はないのか。






2018/08/28
2071 グッド・ラック!

マランツ7Tを探そうと決心したとき、これを機能的に納めるラックが必要と先走って「アクアリウム・ファンシー」にオーダーした。フリーサイズのセミオーダー品で、集積材を堅牢に組み上げた仕上げも価格も納得できるものだ。

ラックが出来上がる前に7Tの発見という誤算があったが、7TはSP盤フォノイコライザー用途であり、ラックの設計もそれを前提にしたものだった。

ところが、組み合わせテストの結果、7TをコントロールセンターとしてAV以外のすべてのソースを取り込む方針に変更した。そのため7Tのラック内のポジションが微妙になったが、シャンパンゴールドパネルが上の方にあるのはバランスが良くないし、まぁ妥協線だろうと納得している。

さらに、SP盤再生のつもりだったトーレンスTD124が、SAECのトーンアームと組み合わせることでLP盤専用になり、テクニクスSL1200GAEがSP盤とモノーラル盤用途になったのは大いなる誤算だった。LP盤は自作フォノイコライザーを経由して7Tのラインに入る。テストの結果、7T内蔵のフォノイコライザーではなく自作のほうを選択したが、これは身びいきの「眉唾」と思っていただきたい(笑)

7TのプリアウトをジェフのカプリS2の最終段であるゼロゲインのバランスコンバーターに入力し、アンプジラ2000へ繋げている。アンプジラは完全差動アンプなので、前段にアンバランス-バランスコンバート機能が入っているが、この用途ではジェフの方が好ましいという結論で、かなり贅沢な使い方だ。

誤算だらけの顛末だったが調整耳はこれで終了! 写真を撮りに外へ出かけないと・・・



2018/08/24
2070 ラックの入れ替え

出勤時間で断念(泣)



2018/08/23
2069 アナログGEQは素晴らしい!

幾度となく繰り返している補整作業、新しいフローに従って、2機種のGEQを再調整してみた。

1:ベリンガーウルトラカーブ96/24のピンクノイズをマランツ7TのAUXに入力。
2:マランツ7Tのテープモニター機能を経由して、アナログGEQで31バンドのイコライジング。
3:マランツ7TのプリOUTをジェフローランドカプリS2のダイレクト端子に入力。
4:ジェフローランドカプリS2のバランスコンバーターのみを利用して、
5:アンプジラ2000に入力し3wayスピーカー+サブウーファーを駆動。
6:スピーカーホーン軸上1mをマイクロフォンで測定(参考値として軸上2.5mやセンター位置でも測定)
7:ベリンガーウルトラカーブ96/24のリアルタイムアナライザーで61バンドのスペクトラムを観測。
8:アナログGEQの31バンドスライダーを調整しながらリアルタイムアナライザーを確認。

ざっとこのような手順で、面倒にみえるが(笑)20分くらいで追い込める。サブウーファーの受け持ち帯域はフラットにして、サブウーファーのパラメータのみで調整。リアルタイムアナライザーがないと、聴感では位相設定(0°〜360°無段階)が無理なのだ。

アナログGEQは写真上がDBX、下がクラークテクニークで、設定が微妙に異なるのは、軸上2.5mとセンター位置の参考値を、どの程度反映させるかのさじ加減で、これが2機種の差になる。基本、リスニングポイントでの測定値は無視している(笑)

追伸1:
現代のアナログGEQはSNが良く、音質的劣化もほとんどないと思われる。
スライダー紙一重の変化が、ピンクノイズから聴き取れる31バンドアナログGEQはやはり素晴らしい!

追伸2:
マランツ7Tの評価が低かったのは、フォノイコのクオリティのせいかも。
ラインのクオリティは、現代でも十分通用するレベルで、躍動感は無敵?



2018/08/09
2068 マランツ7T 導入!

7Tのデビューは1965年くらいで、後期モデルでさえ50年経過していて、はたしてコンディションの良い個体が存在しているのか? 1年がかりで探そうと決心したのがつい3週間前。

ところが幸運にも、捜索三台目にして巡り会ってしまった。

SP盤の補整カーブはターンオーバーが150-250Hz前後なので、LP用のRIAAカーブ(ターンオーバー500Hz)ではその辺りが過剰になる。以前使っていたウーファーALTEC 515Bはネットワークスルーのせいなのか、割れ鍋綴じ蓋的に誤魔化され(たぶん)気にならなかった。ところが自作のLCネットワークに替え、こちらはクロス付近をフラットに整えているので弊害が顕著になった。仕方なくターンオーバー可変のフォノイコを宛がって急場を凌いでいたが、SP盤カーブのフォノイコ導入は必須と思い始めていた。

いくつかのガレージメーカーがSP専用フォノイコを出しているが、筐体デザインが素人同然だしリセールバリューはなきに等しい。現在のイチオシは M2TECHのJoplin MKII と考えるが SP盤の”勢い”をAD変換して良いものかどうか、心情的にはNGだ。

で、思い出したのがマランツの7Tという訳だ。フォノイコセレクタで"Old 78"を選ぶ。もはや伝説になったチューブ式の7Cは高価で除外! というか ECC83(12AX7)が好みではないから、自作フォノイコに走った経緯がある。

この個体、リアパネルの端子類にサビは一切なく、フロントパネルもご覧の通り。とりあえずプリアンプ部を含め稼働テスト中だが、至って正常でガリもノイズもない。フォノイコの残留ノイズは極小とは言い難いが時代を考えれば仕方ない。サウンドの第一印象は勢いがあって艶やか! 上の写真はCDを繋いでいるが、マッシブな躍動感は格別。もしかすると、こちらがメインプリになる予感も! 7Tを収めるべく新しいラックを製作依頼中で、クラシックなウッドケースを外すと想像以上にコンパクト!



2018/06/20
2067 SP盤専用プレイヤのはずが・・・

Ortofon RS212は当然とはいえSPU MONOとの相性が良いようで困ったことになった。プレイヤー三台体制は無理(笑)



2018/06/08
2066 SP盤専用プレイヤー再び その2

という次第で週末は雨模様とのことで、早起きしてキャビネットの塗り直しを決行した。塗料はファインスプレー・ブラッセン(常温黒染剤・艶消しタイプ)。光沢平滑面でも食いつきが良い微粒子スプレーだ。そしてスパイクの位置に注目!ラックの支柱に合わせている。




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