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2017/08/29
2001 ふたつのパルティータについて

よく聴いているのは、クラウディオ・アラウ晩年の録音で、仮に、グレン・グールド1959年の演奏から聴き始めていたとしたら、アラウの方は演奏技術の劣化に耳がいってしまうかもしれない。グールドの瑞々しく艶やかで、理性と共存する演奏を堪能したあとで恐る恐るアラウを聴いてみた。
これはこれで良い、なんていうレベルではなかった!音列の前後が有機的に絡み合いながら、ものすごく深くて優しい世界が拡がっているではないか。あたかも離散データから連続時間を形成するコンバーターのように(笑) やはり、わたしはこっちだな。



2017/08/28
2000

クリフォード・ブラウン『ザ・ビギニング・アンド・ジ・エンド』
彼の記録上最古の演奏といわれる「I come from Jamaica」
ラテン系R&Bバンドのなかで、彼は新人でちょい役だったから、最後の方で慎ましやかに登場するが、この眩しさはいったい何なのだ! マウスピースを震わす原動力は自身に漲る音楽力だ。まさにコンプレッションドライバー。録音状況は最悪に近いかもしれないが、それがバリアにならない浸透力に圧倒される。



2017/08/26
1999

横浜中華街にて
α7s f2.8, 1/160sec, iso 1000



2017/08/26
1998

横浜元町にて
α7s f5.6, 1/80sec, iso 100



2017/08/26
1997

横浜元町にて
α7s f3.5, 1/60sec, iso 100



2017/08/26
1996

横浜元町にて
α7s f8.0, 1/100sec, iso 100



2017/08/22
1995

iPhoneを持ち歩くようになって、普通のデジタルカメラを使うことがめっきり少なくなってしまった。幻聴日記のCGIは最新の8件の記事が表示されるが、ここにアップしている全11点のカットはすべてiPhone 6sによるものだ。手振れ防止機能がないので、暗い場面では厳しいが、それでも1/60sec.ならブレずに写る。色温度対応はほぼ完璧で、この11点にしても色相を弄るケースはほとんどないのだ。

上:f2.2, 1/60sec.
下:f2.2, 1/30sec.



2017/08/19
1994 近況など、諸々・・・

更新が2か月以上途絶えたのは、初めてかもしれない。訪問いただいた方々には、もう幻聴日記は終わったと思われただろう。元来が写真日記であるから、撮影モチベーションが低下している昨今はまさに開店休業状態なのだ。人にレンズを向けにくいという事情は、まぁ言い訳にしかならないが、ストリートスナップを基本にしていると、人間のいない写真はつまらない。

という次第で、ついオーディオの話題になるのだが、ALTEC 515Bというウーファーが逝ってからは、連日試行錯誤で、音楽復元装置としてはまだまだの感が強く、つい報告もしにくい事情があった。パワーアンプの変遷はあったが、スピーカーは20年以上変わらずで、手の内は分かっていたつもりで、そこそこ追い込んでいたので、ほんの数か月で調教できないのは身にしみている。

前回報告後の現況は、自家製アッテネーターBOXとアムクロンのDSPアンプのインピーダンスの不整合から、プリアンプとしてジェフ・ローランドのカプリS2を導入し、長年使っていた自作管球プリアンプをフォノイコライザー専用機として生き長らえさせることにした。設計時の本来の姿に戻ったとも言えるが、これが見違えるような能力を発揮していて嬉しい!
 
オーディオの再生現場をiPhoneで録ってYouTubeで公開することに、大半のオーディオマニアは"怪訝な"評価をするだろうが、実はかなりの部分で本質を捉えていてほぼ8割のクオリティを保っていると考えている。以下にアップしたものは、上記の布陣でアナログディスクを再生した現場レポートだ。

越路吹雪の日生劇場リサイタル1969から"My Man"
ビリーホリデイの名唱で知られるが、越路のパフォーマンスも素晴らしい。
録音クオリティは最上レベルで、冒頭のJAZZギターの質感は鳥肌もの!
ちなみに、使用カートリッジはDENONの最廉価版MC、DL-110だ。









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