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183 分・不・相・応 | ![]() | 古靱太夫(後の山城少掾)が三味線の四世鶴澤清六と組んだ昭和初期の電気録音は、義太夫の持つダイナミズムやスピードを余すことなく収めていて、レコード技術の歴史からも貴重な作品群だ。いち段が90分くらいあるので、SP盤では全30面という厖大なセットになってしまう。信じられないことではあるが日本のレコード会社は戦後のある時期、原盤も含めぜーんぶ廃棄処分にしてしまった。だから市場に出回ったレコード盤が残された唯一の記録ということになる。(注:堀川は最近になってCDで復刻された) 純観賞用の義太夫は発売数も限られ、完全な状態で現存しているセットは少ないはずだ。たまに何処からか放出されるがオークションでの落札価格は限りなく高騰している。とはいえ、発売された当時はとんでもない価格で、それこそ給料何か月分という世界。この2点、わたくしごときが手元に置く資格はないのだけれど、思いあまって入手した。もったいなくてまだ聴けない(笑)。(PENTAX*istD FA35mm F2AL) |
2004/10/19 |
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182 Autumn in Urawa III | ![]() | 週末に敢行したささやかなミニオフ。後半、ワインの酔いがあったかもしれないけれど、ヴァン・ヘイレンやタック&パティやパコ・デ・ルシアや古代ギリシャの音楽が、聴き手に提示したものは一体なんなんだろう。音楽のちからが機械を越えた次元でこの部屋の空気を鳴らしていた。いままでこういう感慨に耽ることはなかったけれど、じつはその予感が少々あって、だから誰かに聴いてもらいたかったというのが本音だった(笑)。自画自賛にしか聞こえないと思うけれど、この方向はもう限界だと聴きながら思っていた。来年もオーディオにかける情熱が続くとしたら現況をリセットして、もういちどゼロから調整をやり直さなければならないだろう。それは今の利点を失うかもしれない茨の道になると思う。(PENTAX*istD FA35mm F2AL) |
2004/10/18 |
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181 Autumn in Urawa II | ![]() | ターンテーブルのメンテナンスが終わり、戻ってきたけれど、こちらの意向を伝えるのに難儀した。クオーツがちゃんと掛かって回転も正確なのになんの問題があるのかというサービスの問いに、「いや、クオーツは好きじゃないのでバリアブルで正確で安定的なピッチを保ってほしいのだ」と。でも26年も以前の製品だから、そこそこの対処でもありがたかった。長年つかっているので間違いないと思うのだけど、クオーツロックを掛けると音の表情が少なく素っ気ない印象になるんだね、これが。(PENTAX*istD FA35mm F2AL) |
2004/10/18 |
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180 Autumn in Urawa I | ![]() | 夕日の儚い力、その色と角度。自然がくれた絶妙なライティング。10月17日、浦和にて。(PENTAX*istD FA35mm F2AL) |
2004/10/18 |
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↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。 このページのすべての要素は製作者であるmachinistに著作権があります。複製使用等はご遠慮ください。 |