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photo and Text: machinist

188 パースペクティブ問題
35mmフィルムと異なるサイズの受光素子を持つデジタル一眼が出現してこのかた、画角から算出した倍率係数でレンズの焦点距離が語られるけど、どうも違和感がある。*istDに35mm単眼を付けると、画角は52.5ミリレンズと等価になり標準近似ではあるけど、パースペクティブは35mmレンズそのもので周囲がカットされただけの状態ではないか。でズームレンズで焦点距離を変えて撮影し、トリミングで同一の画角にそろえてみると、やや、見事に重なってしまった。遠近感と画角は分離できないようだ。(PENTAX*istD FA35mm F2AL)
2004/10/25



187 フレームの先にあるもの II
この日記に掲載している写真はほとんどノートリミングでアップしている。画面の特定部分を取り出すことはない。撮ったときの中心がずれると気持ちがわるいし、意図と異なる効果を狙うのは本質的に好きではないし、だいいち折角の画素がもったいないじゃないか。(PENTAX*istD FA ZOOM 28-105mm F4.0-5.6IF)
2004/10/23



186 フレームの先にあるもの I
横木安良夫さんの10月20日の日記に面白い記述があった。後半だけ超要約すると、写真評論家の飯沢耕太郎氏が「ロバート・キャパはうまい写真家ではなかった」と述べていることに猛烈に噛みついていて、キャパの構図はフレームのなかでは無く、肉眼でみえる(感じる)配置であったり、現実の関係性にあると論破している。ぼく自身、写真を撮っていて感じているわだかまりを一掃してくれるような論点と視点に拍手した。まあ、写真だけじゃないと思うのだけどね。美術もデザインも音楽もオーディオも・・・。(PENTAX*istD FA ZOOM 28-105mm F4.0-5.6IF)
2004/10/23



185 地球の上に朝が来る
少年時代を思い返していたら「灘康次とモダンカンカン」につながっていった。いまでも現役の歌謡漫談グループだ。この夏、新宿末広亭の前を通りがかったら彼らがトリで出演しているのを知って感慨深いものがあった。あれから40年か・・・。
台風少年だったころ、同時に落語少年でもあったぼくは、親にせがんでこの末広亭へ連れていってもらった。偶然にもテレビ中継の日で、古今亭志ん生の病後復帰高座の「もう半分」や絶頂期の林家三平の「♪好子さーん」などを満喫したわけだけど、いちばん印象に残ったのが「灘康次とモダンカンカン」の舞台だった。芸人の世界なんだね、とてもディープな。テーマ曲は「♪地球の上に朝が来る、その裏側は夜だろう・・・」で、これは灘康次の師匠である川田晴久から引き継いだものだ。ナショナルクイントリックスで知名度を広げた坊屋三郎は川田が率いる「あきれたぼういず」のメンバーだったし、灘の兄弟弟子には、ダイナブラザーズを率いた小島章次がいる。って誰も知らないぞ(笑)。
ちなみに、当時ぼくはジャングルジムに登りながら「♪地球の上に朝がくる」って口ずさんでいたわけで、かなりヘンな子供だったに違いない。(PENTAX*istD FA ZOOM 28-105mm F4.0-5.6IF)
2004/10/22






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↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。
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