下のbackボタンで過去へ進みます。 幻聴日記第1期 INDEX はこちらから

photo and Text: machinist

743 8月10日午後5時09分
 
PENTAX *istDS SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC 2006/08/10



742 撮れない!
いつもカメラは持ち歩いているし、撮る気がないわけではないのだけれど撮れないのはどうしてか? 昨日の夕焼けもワアアアとか思いつつ、結局カメラを取り出すことはなかった。普通でさりげなくて、でもよく見るとちょっとだけ凄い、でもやっぱり地味というのがいちばん相性がいいみたいだ。
PENTAX *istDS SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC 2006/08/09



741 普通にも一瞬がある
PENTAX *istのいいところは、相手への視線が過剰に強くないことだと思う。が、問題はレスポンスの遅さだ。ストリートスナップはスポーツ写真のように決定的瞬間がないようでいて、じつはある。また相手が気づく前に撮り終えるという迅速さも要求される。このFA31mmではAFのトロサも手伝って、ここぞ!というところでシャッターが下りない。撮りたい瞬間逃す率75%、困ったもんだ・・・

ところで、もともと設置していた掲示板が猛烈なスパム攻撃にあって沈没したのが今年の2月。それ以来ブログのカスタマイズで凌いでいたのだが、ようやく正規版をアップした。ノンジャンルで自由に書き込んでくださいませ。
http://wind.advenbbs.net/bbs/machinist.htm
PENTAX *istDS FA31mm F1.8AL Limited 2006/08/03



740 ヒト=D/Aコンバータ論
「フィルムや印画紙には実在感があるが、モニタ画面にはそれがない。ありゃ写真じゃないよ」という意見は多い。このような、イメージを現物性に帰納させて崇め立てる考えに大いなる違和感を持っている。実在感は、端的にいえば感性に現れるものを指していると思うのだ。
DAD(デジタル・オーディオ・ディスク、当初はCDのことをこう呼んでいた)の発売が1982-3年、対して実用的なデジタルカメラの普及はそれから15年くらいの時差があるのだから仕方ないが、写真界では今に至ってもある種偏見からくる古くさい議論が続いている。デジタルがもっている多分に離散的な香りがそうさせるのだと思うが、それははっきり言って誤りだ。

以下はかなり以前の記述のリライト。大橋力氏と米谷淳一氏の影響を受けていることを白状しておきます(笑)

世の中の事象はすべからく最小粒子に還元でき、それは物理的に数えることが出来る。音は空気の疎密波であり局所的気圧変化のパターンだが、あるスペースに分子が幾つあるかという問題でもある。人間の聴覚も最後は内耳の有毛細胞が発するパルス信号を脳細胞が化学変化として認知する仕組みだ。視覚の世界も同様ではないだろうか。言ってみれば人間の感覚は断片データをインテグレートし処理するD/Aコンバータだ。そこではビットをカウントすることは出来ないかわりに世界を連続するものとして再構築(認識)する。
PENTAX *istDS FA31mm F1.8AL Limited 2006/08/03






次ページTOPページ前ページ HOMEページ




↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。
このページのすべての要素は製作者であるmachinistに著作権があります。複製使用等はご遠慮ください。






Accepted IP

Kent Web様のCGIスクリプトを利用しています。- Topics Board -