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459 喰えない・・・ | ![]() | たった2個のワッシャーがこんなにも悪さを振りまいていたとは想像外だった。自家製スピーカシステムのネットワークは空中配線のバラックセット。けして人様にお見せできるシロモノではないのだが、端子や半田付けを排し、素子とケーブルをステンレスのボルトナットで連結している。確実なジョイントのために併用していたワッシャーを以前から気にはしていたのだが・・・。昨日の日曜日、CHあたり2個のワッシャーを取り除くのに半日もかかってしまったが、結果を聴いて仰天した。1950年代のドライバーと70年代のソリッドステートパワーアンプの粗さ、硬さと思っていた欠点がうそのように消えている。 ・ キャロル・スローンのファーストレコーディング、ナチュラルな好録音と思っていたが、一層しなやかで仄かな色気に卒倒しそうだ! 以前にお越しいただいた皆様、あのときの音は忘れてくだされ。 ちなみに、ヴォーカルの再生で、過去いちばん感動したのは一関ベイシーにおけるビリー・ホリディだった。アンペックス社のテストレコーディング。ラストトラックにジェット機の離陸音が入っているアレと言えばお分かりいただけるだろうか。ダブルウーファーの巨大なバッフルから放射されているとは思えない、ビリーの優しく丁寧な歌唱が印象的だった。力で押すのではないひたむきな誠意あるサウンド。彼女の体温と余韻が湿度のある空気に溶け込んでいく愛おしさ・・・、こんなことを感じたのは、このときが最初で最後だ。ああいう音を出したいと思って4年。少しは近づいたのだろうか。(EOS-1Ds2 EF24-70mm) |
2005/09/05 |
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458 テンポラリーファイル | ![]() | 「結局、空間に完全静止するために途方もないエネルギーが必要なわけで、断念したわけです。」そのUFO研究者は膨大な計算式の束をちらつかせながら、最後にこう言った。「動いているほうが世の中ラクなんですよ。」今朝見ていた夢の一節である。昨夜の掲示板の論議が頭に残っていたんだろう。ったく単純な人間だ。(EOS-1Ds2 EF24-70mm) |
2005/09/03 |
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457 幻聴日記BBS | ![]() | 写真とオーディオを同時に語ってしまう世にも稀な掲示板になっている。まだ書き込んでくれないアナタも是非いらしてネ。(EOS-1Ds2 EF24-70mm) |
2005/09/03 |
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456 続・フルサイズデジタルはいらない? | ![]() | 「600万画素以上の高画素化は、35mmというより120フィルムブロニーのような、ぬめっとした質感に写ってしまう。」「写真はなんでも高画素、高画質になればいいのではない。高画質になることによって失うものもあることを知らなくてはならない。」「情報が少なければ、"スピード感"がでる。情報が多ければ重厚だ。いや鈍重ともいえる。」・・・ ・ たいそう刺激的な言葉が並んでいるけれど、その指摘の半分に同意し、残りは納得いかなかった(笑)。目的によって機材を使い分けてきたプロフェショナルの重い言葉であることは十分に承知している。たった一台のカメラに賭けてしまったぼくのスタンスとは大違いだ。 「情報」というコトバの定義を持ち出すのは野暮かもしれないが、イコール解像度だけではないとすれば、情報が多くて、スピード感があって、鈍重でない表現はかならずあると信じている。彼は文章の中程で、このようなことも言っている。「超高画素デジタルカメラには興味しんしんだ。銀塩カメラにはない、雰囲気の写真が撮れるだろう。」これには100%納得。(EOS-1Ds2 EF24-70mm) |
2005/09/02 |
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↑フルカラー(RGB各8bit)の精密グレースケールの両端を表示しています。すべてを正確に画き分けるモニターは存在しないと思います。
しかしながら「14」や「242」が識別できない場合はモニターレベルで顕著な黒潰れや白飛びが発生しています。ガンマユーティリティなどを使ってモニター調整することをお奨めします。 このページのすべての要素は製作者であるmachinistに著作権があります。複製使用等はご遠慮ください。 |